ゆく年くる年

今年はコロナに始まりましたが、もう終わりそうですね。来年には少し期待している。

不遇の年末年始をくぐり抜け、わたしは健康体ではないものの、それなりに元気です。2月には東京でライブ観戦、その足で遠い所に住む弟と弟の嫁、そして昨年生まれた凄まじく可愛い甥っ子に会いに行き、帰りは京都へ。建仁寺では風神雷神、そして竜の天井絵を見てしまったり。ウィークエンダーズコーヒーに行き、お次は開化堂でちょっくらお高い茶筒でも見ようかしら、と思ったら閉店日ガラガラ。失意の内にふて寝。翌日、まず東京へ。そこから乗り換える合間に、福岡のRECコーヒーが水道橋に出店したとのことでグビグビさんぽ。青森へ帰ると、記録的な小雪だったはずが、留守にしている間、凄まじいぐらいに降り積もって雪と格闘。神は乗り越えられる人間にしか試練を与えないとかいうけれど、わたしが乗り越えられる根拠はなんだったのか聞きたい。おお、神よ。

ここまで一息。ひと休み。

何か忙しかったような。記憶が途切れがち。

コロナはその後調子に乗って猛威をふるう。

久方ぶりに出張となり、その頃感染者が確認された横浜だった。しかし、ええい面倒くさいわ!と普通に出発。その前にすっかり諦めていたナンバーガールのライブチケットがクリック合戦でギリギリ入手できていたので、仙台へ。ヤバいさらにヤバいバリヤバい。横浜のホテルでのチェックインまで中途半端に時間があったので新橋で一時降り、スーツケースをロッカーに放り込んでクラフトビール。そしてロッカーから取り出して東海道線で横浜へ…あれ?スーツケースがない…。頭が白くなり?????と酔いどれ状態ではあったが、シナプスが頑張ってくれた。トイレだ…。置いてきたわ。品川で降り、逆戻り。往復10分くらいではあったが、ここは大都会トーキョー。狂った街だと清春は叫んでいたじゃないか。新橋に着くと猛ダッシュでトイレへ。あったーーー!!!!おおおおおお!!!!スーツケースに抱き付いた。周囲の目など知らない。もう一生離さない!と誓った。家に帰ればさっさとしまうクセに。新しくてオシャレだが割とお値段も安いホテルにチェックイン。そして鎌倉へ。一年ちょいぶりだ。チャイニーズが少ないかな。でも三連休の中日だからか、人はそれなりにいる。鶴岡八幡宮へ。体調を崩している叔母と、何かと怪我や病気持ちの母に御守りを購入。ジェラテリアでお高いジェラート、ヴィヴィモン・ディモンシュでコーヒー、そしてワインバーでワインとボルケッタ。美味い。翌日から研修。参加者が当初の半分以下らしい。快適だったけど。翌日も受け、その足で東京。ビールとワイン、〆のラーメン。わたしは生きている。翌日は帰り、自らコロナの保有者とならないことを祈って現在に至る。

復帰した職場では人間関係で様々なトラブルがあり、仕事に忙殺されながら事態の好転を待つのみ。わたしは忙しいのだ。と思っている内に、政府の要請を受け、各学校は休校の方向でまとまったという。そしてマスク買い占めの次はデマに踊らされた哀れな市民がトイレットペーパーを大量購入。世紀末か。80年位先取り。ある意味トレンディ。純一パニックと名付けよう。

世界中で大騒ぎしているコロナウイルスだが、一部でコロナは風邪に毛が生えたようなものでは?という専門家もおり、発症率は案外低く、致死率も低い。悪化すると死に至るのは何でも一緒だし。もしも大した病気でもないとすれば、後世の進化した人間たちにどう思われるのかな。確かめようもない。

どうせみんな死ぬのだから。

なんだこの悲観的なオチは。