ポエム

何故か分からないが、先程からSMAPの『らいおんハート』がリフレインしている。タマに中居師匠のパートをどれだけモノマネしながらデフォルメできるかに挑戦している。ああ、ヒマだよ。

ふと「これってストーカーの歌じゃね?」と考えてしまい、私の中でそうに違いないと確信している。エピデンスはない。残念ながら。

君はいつも僕の薬箱さ→初っぱなから匂う

どんな風に僕を癒してくれる→ストーカーだ…

笑うそばからほら その笑顔→観察は欠かさない

泣いたらやっぱりね 涙するんだね→他のみんなには見えない弱さも見逃さない

ありきたりな恋 どうかしてるかな→ありきたりとかいって陶酔してる!

君を守るため そのために生まれてきたんだ→!!!!!!!

あきれるほどに そうさそばにいてあげる→………

眠った横顔 震えるこの胸 Lion Heart→終了

 

一番だけでこの調子である。やはり野島伸司はヤバい。私は強くそう思う。ちなみに誉めている。ちなんでいるのである。

今さら『らいおんハート』を口ずさみ、モノマネをしつつ、歌詞に込められた性癖を分析しているのは私ぐらいだろう。他にいたとしても特にノーダメージだ。

 

もうこれを(元)SMAPから聴くこともないのだなと思うと、あまり心は傷まなかった。

森くんのハイキックはいつでも見られるようにしているからだ。胸ぐらを掴んで相手を崩しつつ、自分の軸はしっかり保っておく。放して最低限のスペースを作り、最短距離でアゴを打ち抜く高速右ハイ。右手で掴んでいたので、瞬間的に視界が安定しないサイドが死角になることを瞬時に計算に入れているのだ。遠心力まかせではなく、腰の回転を生かしたノーモーションは実に美しい。しかも乱闘の最中、他の誰にもぶつかったりせず、スタジオのセットを壊すこともない。神か悪魔か。 

 

その時、ハッと気付かされた。メンヘラやストーカーなぞ、歯牙にもかけない森くんの逞しいメンタル。これこそ『らいおんハート』なのだと(違う)。